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花粉症シーズン 抗ヒスタミン薬の処方動向 フェキソフェナジンが過去5年間トップシェア

公開日時 2014/02/17 03:51

全国的な大雪となっている2014年。例年であれば2月中旬から花粉症シーズンが本格化するが、この異常気象を前に今年は花粉の飛散時期の予測が難しい。とはいえ、シーズン突入前からの薬物療法が花粉症に効果的ということが知られつつあり、その治療の主軸は経口抗ヒスタミン薬となる。そこで過去数年間の2~4月の経口抗ヒスタミン薬の処方動向を振り返っておきたい。

調剤レセプトベースで処方分析を行う医療情報総合研究所(通称JMIRI)のデータによると、前回2013年シーズンでは、処方せん枚数ベースのシェアでトップはフェキソフェナジンの16%であり、次いでオロパタジンの11%、エピナスチンとクロルフェニラミンの各9%――となっている。クロルフェニラミンを除く3成分はいずれも第二世代抗ヒスタミン薬である。

過去5年間の推移でみると、フェキソフェナジンは一貫してトップシェア。しかしながら、3シーズンほど前の10年シーズンまではクロルフェニラミンやシプロヘプタジンといった第一世代薬がシェア2位、3位であり、近年の第二世代薬の浸透ぶりが見て取れる。

また、最新の第二世代薬であり、10年12月に発売されたレボセチリジンは13年シーズンでシェア8%、第5位まで急伸している。レボセチリジンは同じ第二世代薬であるセチリジンの光学異性体で、両剤とも販売しているのはグラクソ・スミスクライン。データを見ると、レボセチリジンが近年シェアを伸ばす一方で、セチリジンは12年シーズンからシェアが下落しており、メーカーがレボセチリジンへの切り替えを促進している様子がうかがえる。

◎フェキソフェナジンのGE比率 13年シーズンで14%

レボセチリジンを除く各成分には後発品が登場している。JMIRIによると、後発品比率(数量ベース、13年シーズン)はフェキソフェナジン14%、オロパタジン15%、エピナスチン40%、クロルフェニラミン43%――などになっているという。このうち13年初めに後発品が登場したばかりのフェキソフェナジンの後発品の浸透スピードはかなり早いといえるだろう。

過去数年間の経口抗ヒスタミン薬の処方動向の詳細は、Monthlyミクス2月号で連載「医師の処方動向をよむ」に掲載中。ミクスOnlineではプレミア会員向けに公開している。Onlineでのアドレスは、こちら

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