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Meiji Seikaファルマ AZ製の新型コロナワクチン「バキスゼブリア筋注」の配送開始

公開日時 2021/08/17 04:49
Meiji Seikaファルマは8月10日、アストラゼネカ(AZ)製の新型コロナウイルスワクチン「バキスゼブリア筋注」の国内配送を開始したと発表した。国の同ワクチンの接種・流通方針に沿って、緊急事態宣言が出されている東京都、沖縄県、埼玉県、千葉県、神奈川県、大阪府の6都府県に優先して供給する。

Meiji SeikaはAZとの契約に基づき、同ワクチンの保管・配送・安全性情報の収集業務を担う。安全性情報の収集や情報提供活動は、AZが構築するウエブやメールを基本とするが、メールでの対応が難しい場合や副作用の再調査が必要な場合など、対面での対応が必要な場合は必要に応じてMeiji SeikaのMRが担当する。

なお、同ワクチンは国内で原液をJCRファーマが製造し、バイアルの充填や包装などの製剤化は第一三共とKMバイオロジクスが行う。

同ワクチンは5月21日に特例承認され、8月3日に公的接種(原則40歳以上)に追加された。海外での使用時に極めて稀に血小板減少症を伴う血栓症がみられることなどから公的接種になるまで時間がかかったが、▽国内関係学会が同ワクチン接種後の血栓症に係る治療の手引きをまとめた▽使用が進んでいる諸外国では比較的高年齢層での使用を推奨している――として、日本でも対象者をより限定した形で公的接種の対象にした。

同ワクチンは、チンパンジーのアデノウイルスをベクターとして使用したワクチン。接種後、新型コロナウイルスのスパイクタンパク質が宿主細胞で発現すると、当該タンパク質に対する中和抗体産生及び細胞性免疫応答が誘導され、SARS-CoV-2による感染症の予防ができると考えられている。摂氏2~8度の冷蔵温度で保管・輸送・管理ができることが特長のひとつ。

Meiji Seikaは、「国民の皆さまに『バキスゼブリア筋注』を安定的にお届けすることにより、日本国内における新型コロナウイルス感染症の流行拡大を防止すべく貢献していく」としている。
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