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埼玉県産婦人科医会 メドレー・ドコモ等の「自宅療養妊婦向けオンライン診療」導入 月内30施設目指す

公開日時 2021/09/07 04:52
埼玉県産婦人科医会は9月6日、新型コロナ陽性妊婦のフォロー体制「COVID-19対応産科リエゾンシステム」の運用を開始したと発表した。自宅療養妊婦へのオンライン診療による健康観察などを目的としたもの。メドレーとNTTドコモが提供する「新型コロナ自宅療養者向けオンライン診療システム」を活用する。9月末までに、オンライン診療によるフォローアップ対応医療機関を30施設まで拡大するほか、その後も順次、医療機関を増やす考えだ。

緊急事態宣言下において、埼玉県内でも陽性妊婦の入院者数や自宅療養数が急激に増加している。このため埼玉県産婦人科医会は、新たな陽性妊婦へのフォローアップ体制「COVID-19対応産科リエゾンシステム」を構築し、先週3日から始動した。同体制は、①新型コロナ陽性妊婦の情報を一元管理し、地域の周産期センター等と各種情報を共有、②産科リスクからみた対応可能施設の助言、③自宅療養妊婦へのオンライン診療による健康観察-の3本柱で構成される。

このうち「新型コロナ自宅療養者向けオンライン診療システム」は、メドレーとNTTドコモ等が提供するシステムが採用された。同システムは、医療機関と患者双方とも利用料がかからず、専用のアプリやアカウント設定も不要のため、利用者の費用負担がなく速やかにオンライン診療が行える。また、電話診療ではなくオンライン診療を活用することで、医師は、患者の顔色や呼吸時の身体の動きなど、音声情報だけでは得られない患者の各種身体的な情報を入手できる。さらに、動脈血酸素飽和度等の各種測定数値を画面上で目視確認できるなど、聞き間違いのリスクを抑えることができるため、正確な情報による診察も可能になるという。

◎平田会長 「コロナ禍で不安に思う陽性妊婦や家族の支援、生まれる子供を命を守る」


埼玉県産婦人科医会の平田善康会長は、「関係各所と連携し、専門知識を踏まえたうえで適切かつ速やかな入院調整の助言や、かかりつけ医による健康観察・オンライン診療を行うことで、コロナ禍で不安に思う陽性妊婦や家族の支援、そして生まれてくる子供の命を守っていきたい」と強調した。

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