21年度国内売上 増収3社、横ばい2社、減収3社と明暗
主要8社の国内トップライン(決算ベース)
公開日時 2022/07/01 00:00
100億円以上増収製品の有無も影響中外製薬と小野薬品は2桁成長21年度の国内医療用医薬品売上が2000億円超あった8社の国内業績は、増収3社、横ばい2社、減収3社と明暗が分かれた。21年度薬価改定で新薬メーカーに2~4%台の改定影響がでたが、増収の中外製薬、小野薬品、田辺三菱製薬、横ばいの武田薬品と第一三共の5社は、主力品を100億円以上伸ばすなどして種々の減収影響をカバーした。減収だった大塚HD(医療関連事業、輸出除く)、アステラス製薬、エーザイも主力品を伸ばしたが、伸びが若干緩やかなうえ、販売権の返還や後発品浸透などの減収影響が重くのしかかった。(神尾裕)国内主要8社の直近3年間(20年度、21年度、22年度計画)の国内医療用薬売上を調べた。中外、大塚HDは12月期、ほか6社は3月期。2...