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中外製薬 アクテムラ点滴静注用、悪性腫瘍治療に伴うサイトカイン放出症候群の効能追加を申請

公開日時 2023/03/06 04:48
中外製薬はこのほど、アクテムラ点滴静注用について、悪性腫瘍治療に伴うサイトカイン放出症候群に対する効能追加を申請したと発表した。CAR-T細胞療法や一部の抗体医薬品の副作用で認められるサイトカイン放出症候群(CRS)は、重症化すると生命を脅かすことがある。同社の奥田修社長CEOは、「CAR-T以外の悪性腫瘍治療中の患者さんに対しても適切にお使いいただけるよう、規制当局と協議を進める」としている。

CRSは、過剰な免疫反応にともない細胞から多量のサイトカインが放出され、血中のサイトカイン濃度が高度に上昇することを原因として引き起こされる。CRSは、CAR-T細胞療法や一部の抗体医薬品等を用いた悪性腫瘍治療で見られる副作用のひとつ。多くの患者で軽度または中等度のインフルエンザ様症状(発熱、悪心・悪寒、筋肉痛など)を呈す。しかし、一部の患者では重度の低血圧、頻脈、呼吸困難などが誘発され症状が急激に進展し、死亡に至ることがある。

アクテムラは中外製薬が創製した国産初の抗体医薬品で、炎症性サイトカインの一種であるIL-6の作用を阻害する働きを持つ。点滴静注製剤と皮下注製剤があり、点滴静注製剤は関節リウマチなど7つの適応を持つ。
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