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武田薬品 エンタイビオの皮下注製剤を発売 潰瘍性大腸炎の維持療法に

公開日時 2023/06/20 04:50
武田薬品は6月19日、ヒト化抗ヒトα4β7インテグリンモノクローナル抗体製剤・エンタイビオ(一般名:ベドリズマブ(遺伝子組換え))の皮下注製剤を発売した。皮下注製剤は中等症から重症の潰瘍性大腸炎の維持療法(既存治療で効果不十分な場合に限る)を効能・効果とするもので、エンタイビオは潰瘍性大腸炎の維持期において皮下投与と既存の点滴静注の2通りの投与が可能となった。

皮下注製剤の薬価は、108mg0.68mL1キット6万9888円(1日薬価:4992円)、108mg0.68mL1筒 6万9888円(同)。中医協資料によると、ピーク時売上予測は10年後に185億円。

皮下注製剤の潰瘍性大腸炎の維持期に対する用法・用量は、「通常、成人にはベドリズマブ(遺伝子組換え)として1回108mgを2週間隔で皮下注射する」となる。なお、点滴静注製剤の潰瘍性大腸炎の治療及び維持療法に対する用法・用量は、「通常、成人にはベドリズマブ(遺伝子組換え)として1回300mgを点滴静注する。初回投与後、2週、6週に投与し、以降8週間隔で点滴静注する」となっている。

潰瘍性大腸炎は最も代表的な炎症性腸疾患のひとつで、再燃と寛解を繰り返す慢性の炎症が大腸粘膜に生じる進行性の疾患。よく見られる症状は腹痛、腹部不快感、下痢時の出血あるいは排膿。潰瘍性大腸炎の病因は明らかになっていないが、最近の研究では、遺伝素因や環境要因に加え、腸内細菌抗原に対する異常な免疫応答といった様々な因子が関与する、多因子疾患と考えられている。国内患者数は推定約22万人。
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