サワイグループホールディングスは6月28日、トラストファーマテック（福井県あわら市）で秤量工程から包装工程まで一貫製造したアロプリノール錠100mg「サワイ」を初出荷したと発表した。製品出荷にあたり６月26日16時30分から清間地区敷地内にあるトラストファーマテックの物流センターで製品を積載した初出荷トラックを見送る出荷式（写真）を行った。

小林化工の設備と転籍人材をサワイグループHDが受け入れ、トラストファーマテックとして設立したのは2021年12月3日。創業開始日は22年4月1日。社員は沢井製薬の既存工場に長期出張し、1年間をかけて沢井基準の生産方法を実践的に習得するための研修に取り組んだ。なお、従業員数は23年4月1日現在で417人。

◎蓮尾社長「さらに努力を積み重ね、社会から真のトラストを得られる企業となる」

トラストファーマテックの蓮尾俊也代表取締役社長は、「約1年間の準備期間を経て、福井県あわら市から日本全国へ製品をお届けする。トラストファーマテックの使命は、“なによりも患者さんのために”患者さんに安心してご使用いただける医薬品、医療関係者に信頼される医薬品を提供し続けること。これから、さらに努力を積み重ね、社会から真のトラスト（信頼）を得られる企業となることを目指す」とコメントした。