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Meiji Seika ファルマ 次世代の新型コロナmRNAワクチン「ARCT-154」の追加免疫を承認申請

公開日時 2023/07/03 04:49
Meiji Seika ファルマは6月30日、新型コロナウイルス感染症に対する次世代mRNAワクチンの「ARCT-154」(開発コード)について、成人における追加免疫を承認申請したと発表した。予定適応症は、「成人における追加免疫によるCOVID-19の予防」となる。なお、初回免疫は今年4月に申請済み。

今回の申請は、既承認の新型コロナmRNAワクチンを3カ月以上前に3回接種されている18歳以上の健康成人を対象に国内で実施した追加免疫第3相臨床試験の結果に基づく。同試験では、ARCT-154またはコミナティ筋注(起源株)の追加接種から28日後の中和抗体価の幾何平均および中和抗体応答率を主要評価項目とし、「その達成基準を満たした」という。安全性については、「臨床上の大きな懸念は認められなかった」としている。

ARCT-154はレプリコンワクチンと呼ばれるもので、接種後に抗原タンパクをコードするmRNAが細胞内で複製され、持続的に抗原タンパクがつくられるワクチン。接種量が少なく、ワクチンの効果が長く持続することが期待されている。

ARCT-154は米国製薬企業のアークトゥルス セラピューティクス社が開発したもので、Meiji Seikaが国内導入した。ARCT-154の国内製造は、mRNA医薬品・ワクチンの受託開発製造事業(CDMO事業)を行うアルカリス社(本社:千葉県柏市)と連携し、アルカリスが福島県相馬市に建設中の製造施設で原薬から製剤までを一貫して製造できる体制の構築を進めている。

Meiji Seika ファルマは、「ARCT-154は欧米に先駆けて実用化される初めてのレプリコンワクチンとなることが期待される」とした上で、「ARCT-154を早期に供給できるように取り組み、新型コロナウイルス感染症に対するワクチンの新たな選択肢を提供していく」とコメントしている。
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