注力すべきは米国市場海外比率50％早期達成へ意欲「私のミッションは、伸び悩みの状況にある田辺三菱製薬を成長軌道に乗せていくことだ」──。田辺三菱製薬の辻村明広代表取締役はこう強調する。注力するのが米国市場だ。「国内は基本的にいまの状況を維持して足下を固め、海外にチャレンジしたい」と語り、「早急に海外売上高比率を30％に、そしてできる限り早く50％にもっていきたい」と意欲を見せる。成長に向けて組織変革も不可欠との考えだ。「現場に近い所で意思決定ができるような仕組みに変える」ことで、意思決定の早い組織への変革を目指す。田辺三菱製薬にとって「節目」と語るいまの改革を「やりきるだけ」と話す辻村氏に、ビジョンを聞いた。（望月英梨）日本一本足打法からの脱却目指す海外比率は早急に30％、そして50％に―2...