【MixOnline】パンくずリスト
【MixOnline】記事詳細

インフルエンザ 12月の患者数は推計約227万人 月の前半に患者増加、後半にかけて減少

公開日時 2024/01/19 04:50
2023年12月のインフルエンザ治療薬の推計処方患者数が約227万人と異例の多さとなったことがわかった。コロナ前の19年12月は約156万人だったため、23年12月は19年同月と比べて1.45倍となる。ただ、12月の患者数を週次でみると、月の前半に患者数が増加する一方で、後半にかけて落ち着きを見せたことも確認された。インフルエンザは例年、11月後半から12月前半に患者が急増して本格的な流行に突入。年明けの1~2月に患者数のピークを迎える。今シーズンは例年にない早い時期から流行が急拡大したが、落ち着きをみせるタイミングも早く、例年とは異なる動きをみせている。

インフルエンザの23/24シーズンの患者数は9月約57万人、10月約123万人、11月約172万人と例年よりも早いスピードで流行の拡大が進み、11月時点で19/20シーズンのピーク(20年1月)を超える患者数が発生した。そして12月に200万人を超えた。コロナ禍にあった前年12月の患者数は約9万6000人だったため、23年12月の患者数は前年同月比で約24倍となる。

12月のインフルエンザ患者数を週次で見てみると、49週目(12月4日~10日)に患者数は60万人を超え、今シーズンの最多を記録した。しかし、50週目(11日~17日)から患者数が減少に転じ、52週目(25日~31日)は約45万人となった。この52週目の週次患者数は、19/20シーズンの52週目の約51万人を下回る水準で、このまま流行が収まるかも注目される。

この分析結果は、医療情報分析サービスを手掛けるインテージリアルワールドが独自に運用する統合医療データベース「Cross Fact」のデータを基にまとめたもの。分析対象の抗インフルエンザ薬は、院外調剤薬局で調剤可能なオセルタミビル、ザナミビル、ラニナミビル、バロキサビルとなる。
プリントCSS用

 

【MixOnline】コンテンツ注意書き
【MixOnline】関連ファイル
関連ファイル

関連するファイルはありません。

【MixOnline】キーワードバナー
【MixOnline】記事評価

この記事はいかがでしたか?

読者レビュー(5)

1 2 3 4 5
悪い 良い
プリント用ロゴ
【MixOnline】誘導記事

一緒に読みたい関連トピックス

記事はありません。
ボタン追加
バナー

広告

バナー(バーター枠)

広告

【MixOnline】アクセスランキングバナー
【MixOnline】ダウンロードランキングバナー
記事評価ランキングバナー