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EPSなど3社 音声データを用いたヘルスケアサービスで業務提携 認知症の予防・検知・治療サポートへ

公開日時 2024/04/19 04:49
イーピーエス(EPS)、Helte、SMKの3社は4月18日、会話音声データに音声分析のAIアルゴリズムを組み合わせて健康状態の変化を検知・判定するヘルスケアサービスを展開するため、業務提携契約を締結したと発表した。この新サービスは「Sail 脳カツ」と呼称し、同日から提供を開始した。将来的には、認知症の予防・検知から治療までをサポートする新たな仕組みづくりを目指す。

EPSとHelteは2022年10月に業務提携し、地域におけるコミュニティ再生・活性化を目的とした「Sail」(=日本語の会話コミュニティサービス)の活用と、「Sail」を利用する高齢者の音声データから健康状態の変化とともに、認知症の兆候を判定する仕組みを検討してきた。

一方、SMKは米国のスタートアップ「Canary Speech」と共同で、日本語の音声による認知症診断支援アルゴリズムを国立循環器病研究センターと共同研究・開発している。本研究によるAIアルゴリズムは40秒程度の自由な文章の音声データで認知機能の状態を分析でき、認知症の早期スクリーニングに貢献するという。

そこで3社は、「Sail」の会話音声データにSMKが開発する音声分析のAIアルゴリズムを組み合わせることで、ユーザーの健康状態を変化・判定する新サービス「Sail 脳カツ」を開発した。「Sail」での会話終了後に音声データを分析することで“脳の健康”などをチェックしてレポートする。レポートはアプリ画面やメールで確認でき、家族などユーザー以外のメールも設定することで見守り機能としても活用できる。

3社は「『Sail 脳カツ』はユーザーの健康意識を向上させ、健康寿命延伸の一助となることを目指した新サービス」とした上で、将来的には「超高齢社会における認知症の予防・検知から治療までをサポートする新たな仕組みづくりを目指していく」としている。
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