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米国発 ターゲットは「子育て」する男たち

公開日時 2013/04/17 05:00

コンファレンス“Dad2.0 Summit“2013がヒューストンで開催された。あらためて言うまでもなく、テーマは「男の子育て」あるいは「子育てする男たち」だ。母親をターゲットにした‘”Mom2.0”の一部会がスピンオフして独立し、今年で2回目の開催である。(医療ジャーナリスト 西村由美子)

出席者の多くは子育て中の(父親)ブロガー、そして、これら(影響力ある)子育て中の男たちに訴求したいマーケター、およびメディア関係者である。 今日、いわゆる“父親ブロガー”は決して希少な存在ではない。たとえば、ウェブ上のコンテンツのランク付けで定評あるバブル社(Babble)が選んだ父親ブロガー・トップ50は下記である。

http://www.babble.com/dad/fatherhood/babble-s-top-50-dad-blogs-for-2011/top-50-dad-blogs-full-list/

さまざまに協賛する大手企業はいずれも、新しい父親像を把握しようと真剣だ。参加者の生の声を拾おうと、コンファレンス会場のホテルには、くつろいだ会話での市場調査をねらい、昼間はシャンプー・メーカーによるレトロな床屋が設営され、夕刻には同じ場所に蔵元主催のウィスキー・バーが出現した。また自動車メーカーは新しいモデルのミニバンの試乗会を実施。「若々しくてカッコいい車から実用一点張りの家族用ミニバンに乗り換えるのは屈辱」というイメージをどう塗り替えるべきか、参加者の反響をはかっていた。

従来“家族の消費にかかわる意思決定者”として考えられていた「母親」にかわって、おむつから食料品にいたるまで、父親が急速に発言力を増しており、父親ブロガーは企業にとって無視できない存在になりつつある。

実際、昨年には、1人の父親ブロガーによる紙おむつメーカーのコマーシャル批判に端を発した反対運動(ウェブ上で1300余の署名を集めた)が大きなニュースとなり、 批判された企業は、まったく新しいナレーションに差し替えてコマーシャル野イメージを一新して放映するという経緯となった。

http://www.change.org/petitions/we-re-dads-huggies-not-dummies

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