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自分らしさとキャリア形成を両立する生き方を

エディタV2


ミクス・キャリア・コミュニケーション事業部がセミナー開催

ミクスはこのほど、自分らしさとキャリア形成を両立させる生き方について考えようというキャリアセミナーを開催した。セミナーでは、キャリアコンサルタントの資格を持ち、人材コンサルティングを手掛ける株式会社RAKSの杉江秋乃代表取締役が「これからの時代を生き抜くためのキャリアの考え方」と題して講演。「自分の人生に真正面から真剣に向き合うことがキャリアとなる。自分のなかで譲れないものや自分が輝ける環境といった価値観を棚卸し、自分にとってのベストな選択を考えていくことが重要だ」と呼びかけた。

セミナーは、働き手をめぐる環境の変化が激しくなるなか、自分らしい生き方とキャリア形成を両輪で進めていくために必要となる視点について考えてもらおうとミクス社が開催した。

セミナーでは、複数の企業で人事業務に関わった後に、人材コンサルティング会社を起業した杉江氏が、自らのキャリアやライフスタイルの変化について振り返りながら、今の時代に即したキャリアの考え方について講演した。
キャリアは梯子型からジャングルジム型へ
杉江氏は、人生100年時代が到来するなかで、プロティアンキャリアと呼ばれる柔軟なキャリア形成が浸透してきていると説明し、従来のキャリアとプロティアンキャリアを梯子とジャングルジムに例えた。ジャングルジムは梯子のように上に行くことだけが目的ではなく、組み立て方法や遊び方も自由だとして、自身の過去を振り返りながら、「20・30代はとにかく梯子を上りたいと頑張ってきたが、出産後に今後のキャリアの方向性を考えて悩み、ジャングルジムをウロウロとしていた」と振り返った。

このため当時、自身の強みや価値観、社会に対して役立てることについて考えるwill-can-mustのフレームワークを実践したと紹介し、この3つについて、やりがいを持って仕事をするために必要な要素だと説明した。

そのうえで杉江氏は、自身の強みについて考え、誰でも正しく努力すれば100万人に1人の存在になれると呼びかけ、そのために必要な“キャリアの三角形”を描く方法を説明した。杉江氏は、「3年間がむしゃらに仕事をして1つの軸を作ったうえで、次のキャリアでもう1つの軸を作る。この2つを基にホップステップジャンプすると、キャリアの三角形を描くことができる」と指摘。「若く経験値が少ないと自分のやりたいことが見えないかもしれないが、たくさんの経験をするなかで、好きな環境ややりたいことなどが見えてくる。強みややりたいことを見つけていけば、この2つを掛け合わせた結果、世の中の役に立つ方法や、どのように世の中から求められているのかという視点が見えてくる」と強調した。

そして「自分の強みというのは常にアップデートされていく。絶対に譲れないことや好きな働き方、自身が輝く方法について最も理解しているのは自分自身だ。こうした価値観を棚卸し、今自分のなかでのベストの選択を理性ではなく感性で考えていくことが大切。私の話が一歩を踏み出す勇気になればいい」と呼びかけ、参加者にエールを送った。
自分らしさと収入 悩む参加者
会場からは、「管理職にならないと給料が上がらないという組織が増えているほか、やりたいことを優先すると給与が下がる場合に、自身の方向性と給与面の折り合いをどうつけていけばいいのか」という質問が相次いだ。

杉江氏は、「梯子がいけないというわけではなく、違和感がないのであれば、梯子を上ればいい。自身のなかで収入が大切な要素にも関わらず、昇給が叶わないという違和感があるならジャングルジムに移ればいい」と回答。また、他の質問者に対しても、「収入の補足分を家族の労働や保険で補足できるのかなどシミュレーションすることが大切。やりたいことのやり方について考える必要もあるのではないか」と投げかけていた。



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