中外製薬と協和発酵キリンの行方
公開日時 2009/01/31 00:00
前回は「大塚製薬と塩野義製薬」についてふれたが、今回は「中外製薬と協和発酵キリン」について述べる。両社はともにバイオ医薬品を中心とする企業だが、中外製薬は外資企業、協和発酵キリンは内資企業である。この2社は今後2015年に向けて飛躍的な成長を遂げていけるであろうか?実に新薬豊富な中外製薬中外製薬は医療用医薬品専業の企業であり、07年の売上は3448億円、世界の07年医療用医薬品売上ランクでは40位の医薬品メーカーである。36位の田辺三菱製薬より下位であるが、53位の大日本住友製薬や55位の塩野義製薬より上位である。同年の海外売上は364億円で、その比率は10.6%である。研究開発費は542億円である。同社の主力製品はエポジン548億円、ノイトロジン392億円、タミフル387億円があるが、エポ...