ケアネット 患者年齢で降圧目標に差
公開日時 2004/04/22 23:00
高齢者の高血圧治療に関し臨床医は、患者年齢が高いほど降圧剤投与開始血圧
値、目標値とも高く設定していることが、ケアネットの調査で22日分かった。
投与開始血圧値は、70歳未満患者がSBP152.7mmHg/DPB93.9mmHgだったのに対
し、70代患者はSBP157.0mmHg/DPB94.6mmHg、80歳以上患者はSBP161.5mmHg/D
PB95.9mmHg。目標値は、70歳未満SBP134.4mmHg/DPB83.2mmHg、70代SBP139.1m
mHg/DPB85.1mmHg、80歳以上SBP144.0mmHg/DPB87.0mmHgだった。
調査は今年2月、インターネットによるアンケート方式で内科系医師978人を
対象に実施した。第1選択薬にCa拮抗薬、併用薬にRA系抑制薬を使っている状
況などに、患者年齢層による相違はなかった。調査結果の概要は同社のサイト
(http://club.carenet.co.jp)で閲覧できる。