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大塚製薬 薬理と合成の連携強め創薬研究加速 第十研究所新設で

公開日時 2010/05/27 04:00

大塚製薬は、4月26日に徳島県に竣工した「第十研究所」により、新薬候補物質の効果や安全性をみる薬理研究と、物質の合成研究との連携を強め、創薬研究を加速する考えだ。ここでは中枢神経、循環器、内分泌、呼吸器、消化器、炎症などの領域の研究機能を集約化。中でも、がん(中心は滋賀県の藤井研究所)と並ぶ最重点領域の中枢神経領域では次世代の精神疾患治療薬、アルツハイマー型認知症治療薬の創出を目指す。

新研究所は、新薬候補物質の発見や創製を行う基礎研究所。基礎研究部門は米国、中国、国内にも点在するが、研究員は約240人、疾患領域の研究に加え、創薬に関する基盤技術研究の機能もあり、人的にも機能面でも集中していることから「グローバル基礎研究の中核」と位置づけられている。

新研究所には領域別の研究機能を集約。薬理研究と合成研究の連携強化を図るため、新薬候補物質の合成を担う有機化学研究所に隣接させて設置した。内部は研究者の意見も取り入れて構成され、各研究者同士が決まった席をもたず、領域を越えて情報交換、交流しやすいフリーアクセスのスペース(写真)をつくったほか、即席でいつでも議論ができるよう壁の一部をホワイトボードに使えるようにするといった工夫を施した。「データが出た時点ですぐにどこでもディスカッションできる」ことを狙った。

「第十研究所」に移動してきた各研究所長は、「自然に交流ができるようになった」「あいさつをする、言葉を交わす。まだわずかな時間しかたっていますせんがが、実感しています」と話していた。鉄骨鉄筋コンクリート、免震構造5階建て、述べ床面積は1万0337.65㎡。研究員の増員を見込みスペースを確保している。

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