サンドとニプロ 国内GE事業で業務提携 共同開発・販売などを強化
公開日時 2011/07/12 04:02
サンド日本法人とニプロは7月11日、日本国内でのジェネリック(GE)の開発、販売、製造などの事業で協力しあうことを定めた戦略的業務提携契約を締結したと発表した。サンドの持つパイプランに加え、両社が注射剤が得意ということもあり、協力により事業を強化できると判断した。
これまでも両社は製品ごとに数品目について提携はしてきている。ニプロによると、ニプロジェネファが製造したの抗アレルギー薬のエバスチンOD錠をサンドが販売、脳梗塞の再発抑制に用いるシロシナミン錠をニプロファーマが販売するといった提携がある。この関係を両社は今後、GE市場の拡大の中で包括的に提携することで互いの事業を強化できるとして契約に至った。この契約で今後共同販売、小分け製造、販売提携を行うとみられるが、詳細は開示していない。
契約に伴い資本の移動はなく、営業、製造、開発も、これまで通り互いに独立して事業を運営していくとしている。
一部報道のあるサンド本社との提携については、サンド日本法人、ニプロとも「何も決まったものはない」としている。