CSO市場 12年度500億円突破 今後平均10%成長 ミック経済研究所見通し
公開日時 2012/04/04 04:02
市場調査のミック経済研究所は4月3日、医薬品業界のアウトソーシング市場(CRO、SMO、CSO)の調査結果の概要を発表した。その中でCSO市場の規模は、12年度には500億円を突破し、14.5%増の552億円となる見通し。薬価改定、接待規制や透明性ガイドラインなどの諸規制で今後の需要に不透明感はあるものの、市場は拡大傾向にあると指摘。内資メーカーにも活用機運がうかがえるなど、今後も年平均10%の成長が見込まれ、15年度には11年度の約1.3倍の650億円の規模になると予想した。
11年度は19.2%増の482億円だった。コントラクトMR数にして11年度は約3500人。650億円と予想される15年度には4500~5000人程度になる見込みという。
これは同社が、IML、アプシェ、アポプラスステーション、インヴェンティヴ・ヘルス・ジャパン、クインタイルズ・トランスナショナル・ジャパン、ファーマネットワーク、 シミックエムピーエスエス、メディサイエンスプランニング、リニカルの9社を対象に面接取材、調査を実施し、まとめたもの。調査結果は「治験&営業支援アウトソーシング市場の現状と展望2012年度版」にまとられ、同社から3月30日に発売された。問い合わせは同社(電話03-5443-2991)。