ケアネットと日経BP コンテンツ連携で合意 まず医師によるWeb討論開始
公開日時 2012/08/31 04:00
ケアネットと日経BP社は8月30日、臨床医を対象としたWeb討論「ザ☆ディベート」を9月から毎月開催すると発表した。両社それぞれが持つWebサイト(CareNet.com、日経メディカルオンライン(NMO))上で、医学や医療分野の旬な話題をテーマに2人のディベーターが5分ずつプレゼンテーションし、その動画を見た同サイトの医師会員が自分の意見に近い方に投票してコメント入力も行う。プレゼンテーション動画はMRを含めて誰でも見られる。投票結果の閲覧はいずれかのWebサイトの会員になる必要がある。
両社は同日、コンテンツの連携およびサイト交流を行うことで合意したと発表した。この連携の第一弾が「ザ☆ディベート」となる。1回目のディベートのテーマは「糖尿病患者の血圧管理」で、9月24日から2週間、動画を公開する。動画公開から1週間経った段階で中間的な投票結果を、最終結果は動画公開後のできるだけ早い時期に公開する。両社は、「両社サイトに所属する多くの医師が『投票』や『コメント』といった形でディスカッションに参加することで、当該テーマに関する日本の医師のコンセンサスが形成され、医学や医療の発展に寄与することが期待される」とコメントしている。
CareNet.com会員医師は約11万人、NMO会員医師は約10.6万人。両方のサイトに登録している医師数は明らかにしていない。両社は、「共同でコンテンツを配信することで、これまで以上に多くの医師・医療従事者に情報を発信できるようになる」としている。