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厚労省 Hibワクチン・アクトヒブで供給遅延 シリンジ容器の針に錆「数件確認」

公開日時 2020/01/29 04:51
厚生労働省は1月28日までに、インフルエンザ菌b型(Hib)感染症の定期予防接種に使用されているアクトヒブ(一般名:乾燥ヘモフィルスb型ワクチン(破傷風トキソイド結合体))について、「一時的に医療機関等への供給が難しくなる可能性がある」との通知を発出した。アクトヒブをめぐっては2019年12月にシリンジ容器の針に錆が発生していた事例が1例発生していたが、その後の調査で「現在までに数件確認されている」状況にある。製造販売元のサノフィは調査が完了するまでの間、取引卸の受注を一時的に見合わせる。今後の供給遅延を見据え、同省は不要なワクチンの購入を控えるよう医療機関に求めている。

厚生労働省は19年12月26日付で事務連絡を発出し、アクトヒブの添付溶剤が充填されたシリンジ容器の針に錆が発生した事例を1例確認したとして、医療現場に注意喚起を促していた(記事はこちら)。サノフィは引き続き、調査を進め、2月末頃に改めて供給状況を報告するとしている。 

◎不要なワクチンの購入控えて 針先端部・針とシリンジの結合部分は目視で確認を

こうした状況を受け、同省は医療機関側に当面の間、▽必要量に見合う量のワクチンを購入することを徹底し、不要なワクチンの購入を控える▽ワクチンが不足し、やむを得ない場合には、可能な限り(免疫状態等から、特に医師が必要と認める場合を除く)、1回目及び2回目の接種を優先する――よう、求めている。

アクトヒブの添付溶剤を使用する際は引き続き、目視にて、特に針先端部及び針と注射筒(シリンジ)の結合部分をよく確認するなどし、異常が確認された場合は当該製品を使用せず、速やかに製造販売業者であるサノフィに連絡するよう求めている。添付溶剤以外の溶剤(生理食塩水等)は使用しないことも改めて周知した。

通知は1月27日付け(健健発0127第2号、薬生安発0127第2号、薬生監麻発0127第4号)。
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