【20年1月リスト 短期連載3】感染症 P2以降に16品目 多剤耐性の治療薬がラインアップ
公開日時 2020/02/19 05:00
ミクス編集部が製薬企業69社を対象にまとめた「新薬パイプラインリスト20年1月版疾患別」(19年11月調査、P2以降の国内開発品を集計)によると、細菌、ウイルス(肝炎ウイルスを除く)など感染症領域の開発品は16品目(プロジェクト)あった。抗菌薬では塩野義製薬、富士フイルム富山化学、杏林製薬、MSDなどがP2以降のプロジェクトを有し、多剤耐性菌感染症などに対して開発中だ。杏林、塩野義が耐性菌向けに開発市場が縮小している抗菌薬だが、引き続き研究開発を手掛ける企業がある。その1社の杏林はニューキノロン系のラスクフロキサシン注射薬を19年10月に申請した。既承認のラスビック錠の注射薬で、薬剤耐性グラム陽性菌(MRSAを含む)感染症を予定適応としている。富士フイルム富山化学はフルオロケトライド系のソリ...