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JAK阻害薬・リンヴォック 関節リウマチへの経口投与の有用性指摘 アッヴィセミナー

公開日時 2020/10/05 04:49
アッヴィ合同会社は10月2日、メディアセミナー「Talk over RA-もっと話そう。あなたの関節リウマチ(RA)のこと」を開催した。セミナーでは、産業医科大学第1内科の田中良哉教授が「RAパラダイムシフトのアンメットニーズ(治療満足度の低い領域のニーズ)への挑戦」のテーマで講演した。同社は、1月に関節リウマチ治療薬リンヴォック錠(一般名:ウパダシチニブ水和物)の製造販売を取得し、4月に薬価収載となった。 効能・効果は、既存治療で効果不十分な関節リウマチ(関節の構造的損傷の防止を含む)。

リンヴォック錠は、4番目のJAK(ヤヌスキナーゼ)酵阻害薬であり、細胞内に存在するチロシンキナーゼの一種である酵素のJAK1を選択的に強力に阻害することで炎症を抑制する。低分子薬剤のため、経口投与が可能となった。

田中教授は、「国内の関節リウマチの患者数は70万~100万人で30~40歳代の女性に好発し、関節の破壊は発症の早期に進行する。関節外の全身の症状を伴い、寿命にも直結しかねない」と警鐘を鳴らした。

治療前のスクリーニングと治療中のモニタリングを

関節リウマチの新治療戦略としては、「約3分の1の症例はバイオ(生物学的製剤)に治療抵抗性を示す。点滴、注射製剤には限界があり、内服薬が求められる。 内服のJAK阻害薬は、バイオと同等の有効性、安全性が認められているが、生物学的製剤と同様に治療前のスクリーニングと治療中のモニタリングが必要」と述べた。

同社は、リウマチ専門医14人の治療や患者への想いをまとめた、インタビュー冊子「ドクター・ストーリーズ -なぜリウマチ医になったのか?そして、リウマチ医を続ける理由」を発刊した。関節リウマチの患者がリウマチ医の想いを理解することで、これまで主治医に聞けなかったことや話せなかったことを伝えるきっかけとなり、より前向きに治療に取り組む一助となることを目的としている。
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