大正製薬は2月22日、SGLT2阻害薬・ルセフィ錠（一般名：ルセオグリフロジン水和物）の口腔内崩壊フィルム剤を厚生労働省に製造販売承認申請を行ったことを発表した。

申請した剤形は、薄いシート状で、錠剤と比べてかさばらず携帯性に優れているという。また、口腔内崩壊錠は、口腔内で唾液等の水分により速やかに溶けるため、より服薬しやすくなる。患者の状況に応じた服用が可能となることから、アドヒアランスの向上に寄与すると期待されるとしている。

ルセフィは、腎尿細管で糖の再吸収を行う輸送体であるナトリウム－グルコース共輸送体2（SGLT2）を選択的に阻害することにより、糖を尿と共に体外に排泄し、血糖値を低下させるタイプの薬剤。2014年3月に2型糖尿病を適応とした製造販売承認を取得し、2014年5月から販売している。