ミクス編集部が製薬企業71社の国内フェーズ２以降の開発品を集計したところ、22年12月16日時点で申請中のプロジェクト数（以下、品目数）は79品目となった。内訳は新有効成分含有医薬品が33品目、適応追加等が46品目だった（国内未承認成分で複数プロジェクトで承認申請されている場合は、いずれも新有効成分として集計）。トラスツズマブデルクステカンに「HER2低発現乳がん」の適応追加へ申請品全体の４分の１にあたる20品目（新有効成分５品目、適応追加等15品目）が、がん領域だった。このうち第一三共の抗HER2抗体薬物複合体（ADC）のトラスツズマブデルクステカンの「HER2低発現乳がん」の適応追加は、新規の患者カテゴリーの登場という点で注目されそうだ。HER2陽性乳がんは、IHC法でスコア3+、または...