日本新薬は7月21日、社員の自律的キャリア形成を支援する人財育成プログラム 「NSアカデミー」を開講したと発表した。持続的な成長に欠かせない人財を、①変革（Change）、②グローバル（Global）、③プロフェッショナル（Professional）－の３つと定め、それぞれに、キャリア（Career）、ベーシック（Basic）、スキルアップ（Skill up）、キャレンジ（Challenge）－の4カテゴリーでプログラムを構成した。同社は、従来の階層別研修を見直し、社員の自律的キャリア形成を支援する機会を拡充し、社員一人ひとりの成長と組織全体の発展を目指す方針だ。

NSアカデミーが注力する「変革の人財育成」は、迅速に変化するビジネス環境に対応するための知識やスキルの習得を目指す。将来の経営者人財を育成するために、HONKI塾というプログラムを導入。これにより、次世代のリーダー育成を強化するとともに、環境変化に柔軟に対応する能力を養う。

「グローバルの人財育成」では、グローバルリーダーを育成するため、従来の語学力の向上に加えて、グローバルなビジネススキルやマインドセットの習得を目指すプログラムを拡充した。これにより、社員は異文化コミュニケーションや国際ビジネスにおける実践的なスキルを獲得し、グローバルな環境での成功に向けて自信を深めることができる。

「プロフェッショナルの人財育成」については、部門の専門性を高める研修プログラムに加えて、最新のデジタルトランスフォーメーション（DX）関連のスキル育成を目的としたプログラムを提供。社員は急速に進化するビジネス環境に対応し、組織の競争力を強化するための力を身につけることができる。

同社は人財育成プログラム「NSアカデミー」開講の目的について、「社員の自律的キャリア形成を支援する機会を拡充することに重点を置いている。社員は自身の関心やニーズに合わせてカリキュラムを選択し、学びのペースを自由に調整することができます。これにより、個々の社員の学習意欲と自主性を最大限に引き出し、持続的な成長を実現していく」とコメントした。