エグザクトサイエンスは10月17日、新たな代表取締役に松村一弘氏が就任したと発表した。10月１日付。同社では、日米欧で主要な乳癌治療ガイドラインに取り入れられている「オンコタイプDX乳がん再発スコアプログラム」が９月に保険収載されており、新たな代表取締役就任で日本市場での体制強化に取り組んでいく狙いがある。

松村氏は1986年に日製産業(現・日立ハイテク)に入社。ライフサイエンス事業の営業やマーケティング、事業戦略、米国子会社社長などを歴任してきた。同社は「より一層、患者さんの遺伝子情報に基づいた最先端の技術を通し、がん治療のさらなる可能性を拓いていけるよう全力で取り組んでまいります」とコメントしている。

また、同社の代表取締役はこれまでグループ会社であるエグザクトサイエンスインターナショナル（スイス）の副社長、アントニオ・ラ・レジナ氏が暫定的に兼務していたが、9月30日付で退任した。