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三重大汚職事件・元教授側が上告 「判決は疑問が多い」と代理人 名古屋高裁判決を不服として最高裁に

公開日時 2023/11/02 17:15
三重大学医学部附属病院への医薬品や医療機器の納入に便宜を図る見返りに、小野薬品などから現金を受け取ったなどとして、第三者供賄と詐欺の罪に問われた同病院臨床麻酔部元教授・亀井政孝被告の代理人は11月2日、懲役2年6月、執行猶予4年とした1審の津地裁判決を支持し、被告側の控訴を棄却した名古屋高裁の判決を不服として、最高裁に上告した。

一・二審判決によると、亀井被告は2018年、小野薬品のオノアクトを積極的に使う見返りに、同社から大学名義の口座に寄附金名目で200万円を振り込ませたほか、部下の元准教授と共謀し、19年~20年、同社の薬剤を使ったとする虚偽の明細書を提出して診療報酬計約80万円を詐取したとされる。

医療機器納入に便宜を図る見返りとして、日本光電に、自身が代表理事の団体の口座に200万円を振り込ませたとされる第三者供賄罪は一貫して認めていたものの、薬剤発注をめぐる事件については、「薬剤の効能に着目して積極的に使用していく方針を採用しており、賄賂には当たらない」などとし、第三者供賄罪と詐欺罪ともに無罪を主張。二審判決の後、亀井被告の主任弁護人は記者団の取材に対し、「疑問が多い判決だ。上告についてはこれから考えたい」とコメントしていた。

三重大付属病院(津市)を巡る一連の汚職事件をめぐっては、これまでに起訴された8人のうち、亀井被告以外の7人については、一審の津地裁が言い渡した執行猶予付きの有罪判決が確定している。
 
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