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住友ファーマ 遺伝子治療薬「SP-101」を開発の米国連結子会社の持分譲渡 24年度黒字化の一環

公開日時 2024/03/25 04:51
住友ファーマは3月22日、米国連結子会社Sumitomo Pharma America(以下、SMPA社)の100%子会社であるSpirovant Sciences LLC(Spirovant社)の全持分を、Spirovant社の経営陣が新たに設立したRuagen Bio(Ruagen社)に譲渡したと発表した。譲渡額は非開示。Spirovant社が米国で開発中の嚢胞性線維症を対象とするアデノ随伴ウイルスベクター(AAV)を用いた遺伝子治療薬「SP-101」も含まれる。住友ファーマとしては、Spirovant社の運営費及びSP-101の開発費の削減による収益貢献とともに、Ruagen社でSP-101の開発推進が期待できるスキームとなる。

業績が急速に悪化している住友ファーマでは、2024年度のコア営業利益の黒字化に向けて、開発優先品目の再検討とともに、研究開発費を含む各種コストの削減が喫緊の課題となっている。3月15日にも、想定以上に開発に時間と費用がかかると判断した次期主力品候補ウロタロントを大塚製薬に導出することを発表した(記事はこちら

住友ファーマは、Spirovant社の全持分を譲渡する理由について、「当社グループの経営資源を効率的に運用していくこと、及びモダリティの特殊性等を検討した結果」だとしている。“モダリティの特殊性”はSP-101のこと。これまで開発を進めてきた遺伝子治療分野に強みを持つSpirovant社からスピンアウトしたRuagen社に開発が引き継がれることで、SP-101の開発推進と製品価値の最大化が期待できるとしている。なお、住友ファーマはSP-101の開発進捗に応じたマイルストンと、上市後の売上に応じたロイヤルティを受領する権利を保有する。
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