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サンバイオ 慶応大学医学部とアルツハイマー型認知症に対する再生細胞薬「SB623」の共同研究を締結

公開日時 2022/11/30 04:50
サンバイオは11月29日、慶應義塾大学医学部と再生細胞薬「SB623」のアルツハイマー型認知症を対象とした共同研究に関する契約を締結したと発表した。アルツハイマー病患者様病態に対するSB623の有効性評価およびそのメカニズム解析を行う。また、臨床試験に進む為に必要なデータの取得を目指す。SB623は、脳内の損傷した神経組織に同剤を移植すると、損傷した神経細胞が本来持つ再生能力を促し、失われた機能を回復させる効果が期待されている。同社はアルツハイマー型認知症をはじめとする神経変性疾患に対する SB623 の開発を進める方針だ。

◎神経原繊維変化を再現したヒトiPS細胞由来「3次元培養脳モデル」を活用

アルツハイマー型認知症は、脳内での老人斑(アミロイド β の斑状蓄積)および神経原線維変化(タウの線維状凝集体)の多発を特徴とし、これらの影響で脳の神経細胞の働きの阻害や神経細胞の死滅が引き起こされると考えられる進行性疾患。今回の共同研究においては、アルツハイマー型認知症の特徴である神経原繊維変化を再現したヒトiPS細胞由来の「3次元培養脳モデル」を活用し、アルツハイマー病患者様病態に対する SB623 の有効性評価およびそのメカニズム解析を行う。

慶應義塾大学医学部生理学教室の岡野栄之教授はサンバイオの創業科学者として顧問を務めている。日本国内ではアルツハイマー病患者が2025年に約450~500万人に達すると見込まれている。その後も患者数の増加が推計され、社会問題化していることから、サンバイオとしても神経変性疾患に対するSB623の開発を今後も積極的に進めていく考えだ。


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