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レクサプロ後発品 薬価は対先発の42% ネキシウム後発品は47% 12月9日から順次発売

公開日時 2022/12/09 04:52
後発医薬品など23成分36規格86品目が12月9日に薬価基準追補収載された。初めて収載された後発品は5成分10規格45品目(記事はこちら。このうち参入企業が最多の9社だった抗うつ薬・レクサプロ錠(一般名:エスシタロプラムシュウ酸塩)の後発品薬価は対先発品薬価の42%。参入企業が8社だった抗潰瘍薬・ネキシウムカプセル(エソメプラゾールマグネシウム水和物)の後発品薬価は対先発の47%だった。また、抗生物質製剤・キュビシン静注用(ダプトマイシン)の後発品薬価は対先発の36%で、初後発品の中で先発品薬価との差が最も大きかった。後発品は同日から順次、販売を始める。

文末の「関連ファイル」に、初めて収載された後発品の対先発品薬価などをまとめた資料を掲載しました(会員のみダウンロードできます。14日間の無料トライアルはこちら)。

後発品薬価は基本的に先発品薬価の0.5掛け(=50%)で算定される。ただ、内用薬について、組成、剤形区分、規格が同一の後発品の銘柄数が10を超えた場合は0.4掛け(=40%)となる。また、先発品が▽新薬創出等加算品▽過去に新薬創出等加算の対象だったが累積加算額を返還していない品目――の場合は、先発品薬価からこれまでの同加算分を差し引いた上で0.5掛け、0.4掛けする。今回の初後発品はいずれも0.5掛けとなる。

初後発品のうちレクサプロ、ネキシウム、キュビシン、ボンビバ静注(イバンドロン酸ナトリウム水和物)の4成分で、その先発品が新薬創出等加算品か同加算の累積分を返還していない。これら成分の汎用規格の後発品薬価を見てみると、レクサプロ錠10mgの後発品薬価は72.20円(先発品薬価169.90円、対先発品薬価の42%)、ネキシウムカプセル20mgは同46.60円(100.00円、47%)、キュビシン静注用350mgは同4993.00円(1万3710円、36%)、ボンビバ静注1mgシリンジは同1947円(4227円、46%)――だった。

また、初後発品のひとつの抗真菌薬・ルリコンクリーム/軟膏(ルリコナゾール)の後発品薬価は18.10円(36.10円、50%)だった。

【初後発5成分の参入企業数などは以下のとおり(カッコ内は先発品名と先発品企業)】
▽エスシタロプラムシュウ酸塩(レクサプロ錠、持田製薬)
収載9社22品目
精神神経用剤(117)

▽エソメプラゾールマグネシウム水和物(ネキシウムカプセル、アストラゼネカ)
収載8社16品目 ニプロのAGあり
消化性潰瘍用剤(232)

▽イバンドロン酸ナトリウム水和物(ボンビバ静注、中外製薬)
収載4社4品目
他に分類されない代謝性医薬品(399)

▽ダプトマイシン(キュビシン静注用、MSD)
収載1社1品目
主としてグラム陽性菌に作用するもの(611)

▽ルリコナゾール(ルリコンクリーム/軟膏、サンファーマ)
収載1社2品目
寄生性皮ふ疾患用剤(265)
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