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アステラス製薬と三井不動産 がん微小環境研究のオープンイノベーション拠点開設へ 柏の葉エリアに

公開日時 2023/06/30 04:50
アステラス製薬と三井不動産は6月29日、がん微小環境研究のオープンイノベーション拠点「TME iLab」を柏の葉エリア(千葉県柏市)に開設すると発表した。国立がん研究センター東病院や多数の先端医療施設に隣接するメリットを活かしたコラボレーションを進め、難治性がんで課題となるがん微小環境に関する新たな知見やイノベーションの創出を目指す。

23年10月に開設予定の「TME iLab」(TME(Tumor MicroEnvironment:がん微小環境) imaging and interactive research for innovation)は、クロスアポイントメント制度により、アステラス製薬の Principal Investigator(PI)を務める国立がん研究センター先端医療開発センター共通研究開発分野の大橋紹宏ユニット長を始めとする社内外の研究者同士で議論を交わすことのできる拠点を目指す。

ラボの利用者は、米NanoString社の空間分子イメージャー「CosMx SMI」や米10x Genomics社の空間オミックス解析用システム「Xenium」、米 RareCyte 社の多重蛍光スキャナー「Orion」など、最先端の空間情報解析装置の利用を可能とする予定。一方、三井不動産は、「三井リンクラボ オープンイノベーション支援プログラム」を提供し、TME iLab に多くの研究者が集う仕掛けづくりを行い、研究・事業サポートとコミュニケーション・ネットワークサポートなどを行う。

アステラス製薬の志鷹義嗣CScOは、「同社の創薬ケイパビリティと、アカデミアやベンチャー企業などが有する知見を融合することで、がん治療薬の研究が加速し、革新的な医薬品を創出できることを期待したい。柏の葉スマートシティのエコシステムのさらなる成長に貢献する」と述べた。同社は、臨床検体の持つがん微小環境の特性の解明や、臨床情報から有効な治療法を選択するためのバイオマーカーの特定、新たな治療標的となる候補分子の同定を進める方針だ。
 
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