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アステラス製薬 Eko社の最新デジタル聴診器など導入 心不全に対するDTxと結合させて開発へ

公開日時 2023/07/20 04:50
アステラス製薬は7月19日、米Eko Health社の最新のデジタル聴診器とAIを活用した心血管疾患検出ソフトウェアについて、グローバル供給・ライセンス契約を締結したと発表した。同社は、このデジタル聴診器とAIを活用したソフトウェアを、心不全に対するデジタルセラピューティクス(DTx)として米Welldoc社と共同開発している「Z1608」と結合させて開発を進める。アステラス製薬はZ1608について、米FDAの認証取得を目指している。

アステラス製薬は、今後の研究を通じて、食事や活動、服薬アドヒアランスなどの健康データに基づく自動コーチングに加え、心不全に関連する主要な生理学的バイオマーカーの遠隔モニタリングにZ1608を活用することで、急性心血管イベントの発生頻度を低減できるかを評価する。

FDAからこのほど認証されたEkoのデジタル聴診器「Eko CORE500」は、3誘導心電計測機能を備えたもの。取得した生理学的データをEko独自のアルゴリズムによって処理し、心血管機能の障害について注視すべき点を特定する。アステラス製薬は、EkoのテクノロジーとWelldocの確立されたDTxに関するケイパビリティを統合させる。Z1608内で閲覧できる疾患啓発コンテンツは米国心臓協会(AHA)から提供される。

◎「心不全がリアクティブではなく、プロアクティブに管理される未来に近づく」

EkoのCo-founder and CEOであるConnor Landgraf氏は、「アステラス製薬との提携により、当社のベストインクラスの製品であるデジタル聴診器CORE 500とAIを活用した循環器疾患検出ソフトウェアをWelldoc社の確立されたDTxと統合することで、心不全がリアクティブではなく、プロアクティブに管理される未来に近づく」とコメント。

WelldocのKevin McRaith CEOは、「心不全と診断された患者さんと医療提供者は、日常生活にシームレスに統合され、自己管理をサポートしてくれるデータ駆動型の臨床判断を促すソリューションを求めている」との認識を示した上で、「データに基づく斬新な洞察と個別化されたコーチングを提供する、ファーストインクラスのデジタルソリューションを構築できることを嬉しく思う」とコメントした。アステラス製薬のAdam Pearson経営戦略担当CStOは、「Eko社とWelldoc社との製品を組み合わせることにより新たなソリューションを提供することで、心不全の患者さんへ新たな『価値』を届ける」としている。
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