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アルム 国立がん中央病院とJoinによる「D to D」オンラインコンサルテーションで臨床研究スタート

公開日時 2023/11/28 04:50
ディー・エヌ・エーの子会社・アルム(坂野哲平代表)は11月27日、国立がん研究センター中央病院とがん治療の均てん化に向けた「D to D(Doctor-to-Doctor)」オンラインコンサルテーションに関する臨床研究を開始したと発表した。アルムの医療関係者間コミュニケーションアプリ「Join」を活用し、地方の医療施設にいるがん診療医師と国立がん中央病院の医師をオンラインでつなぎ、治療成績の改善や医療費、個人負担費用の最適化などの臨床的意義についての検討や患者満足度などを調査するもの。その結果を踏まえて継続的なオンラインコンサルテーションシステムの構築を目指す。

がん医療は高度化、複雑化が進む一方で、患者の居住地域だけでなく医療機関間の医療格差にも課題がある。さらに、セカンドオピニオンについても地理的理由から遠方の医療機関へのセカンドオピニオンが難しいほか、セカンドオピニオンの要望に対して対応医師枠が限られており、医師を確保する難易度が高く、患者側の待ち時間が増えるなども課題も指摘されている。

このほか患者側からみると、セカンドオピニオンは対面サービスが基本であるため、相談料や交通費、検査・診療データ収集のための手間や費用がかかり、繰り返し何度も実施することにハードルが高い。

◎紹介元の医師からがん専門病院の専門医へ 簡便に相談できるシステム構築

こうした状況を踏まえ、紹介元医療機関の医師からがん専門病院の専門医へ繰り返し、かつ簡便に相談できる新たなシステムを構築する必要性が高いと考え、臨床研究を実施することになった。臨床研究のプロジェクト名は、「医療従事者・がん患者を対象とした継続的なオンラインコンサルテーションシステムの構築に関する実証化研究CONNECT-Oncology」。アルムのJoinを使って、地方のがん診療医師と国がん中央病院の医師をつなぎ、D to Dオンラインコンサルテーションの形で患者の臨床的意義や満足度などを調査する。

アルムとしては、他領域でも国立高度専門医療研究センターと地方医療の質の均てん化に向けた検討を行っていく方針。医療DXを推進することで、「全ての人に公平な医療提供の実現を目指す」としている。
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