PhRMA 臨床試験透明化推進で声明
公開日時 2010/08/26 04:00
米国研究製薬工業協会(PhRMA)は8月2日、学術誌「内科学年報」(The Annals of Internal Medicine)が業界主導の現在進行中あるいは終了した臨床試験の大量の情報が政府のウェッブClinicalTrials.govを通して提供されなければ当該研究は出来なかったと業界主導の臨床試験を高く評価する論文を発表したことを受け、臨床試験透明化への一層の努力を傾注する意思を表明した。同研究は、ClinicalTrials.govに掲載されている臨床試験の特徴と主導者別の試験結果を分析した。
PhRMAは、「内科学年報」の著者らが、長い開発ステージの過程で業界が主導する後期開発段階の臨床試験が安全性・有効性を明確にする重要な試験で、肯定的結果を多数生み出していることについてよく理解している点を評価している。
PhRMAは、自主規範「臨床試験実施および試験結果公開の原則」改訂版で患者登録、全臨床試験結果のウェッブでの公開などを定めたが、その充実に向けさらに努力する意向を明らかにした。
PhRMAは、臨床試験の透明化推進に関して、6月に国際製薬団体連合会(IFPMA)と全フェーズIII試験およびピアレビュー学術誌における医学的に重要な全臨床試験の要約を公開することについての共同声明を発表している。