中外製薬 ペガシスとコペガスの併用 C型代償性肝硬変の効能追加を承認申請
公開日時 2010/10/27 04:01
中外製薬は10月26日、C型慢性肝炎治療薬「ペガシス」(一般名:ペグインターフェロン アルファ-2a(遺伝子組換え))と抗ウイルス薬「コペガス」(リバビリン)との併用による、「C型代償性肝硬変」に対する効能追加の承認申請を行ったと発表した。申請日は25日付。C型代償性肝硬変の患者は約6万人。これまでの国内の治療法はインターフェロン単独療法のみしかなく、また、週3回の投与が必要だった。今回のペグインターフェロンとリバビリンとの併用は新たな治療の選択肢となるほか、週1回投与で治療可能となる。
C型代償性肝硬変は、C型肝炎ウイルスの感染で引き起こされる肝臓の慢性的な炎症が長い経過の中で徐々に進行し、最終的に肝不全・肝細胞がんに至る重篤な転帰をたどる疾患。