アステラス製薬 13都道府県以外の地域 MR活動の一部「慎重に再開」
公開日時 2020/05/08 17:30
アステラス製薬は5月8日、特定警戒都道府県以外の地域の事業所に勤務する従業員について、原則として在宅勤務を推奨するものの、MR活動を含む一部の業務で、出社や外出勤務による活動を慎重に再開すると発表した。
特定警戒都道府県以外の地域で可能となる業務は、添付文書改訂などの法令対応業務や、医療機関からの要請に基づく訪問業務、研究業務—。いずれもマスクや手指衛生など、最大限の感染防止対策や、社員・訪問先の安全を最優先させたうえで活動を再開する。
一方、特定警戒都道府県の事業所で勤務する社員については、緊急事態宣言の延長を受けて、会社が指示する一部社員を除き、出社禁止とする措置を継続させる。期間は5月31日まで。これまでは緊急事態宣言を受け、全国一律で、自粛や中断、代替手段での対応としていたが、特定警戒都道府県の対象とそれ以外の地域で、状況にあわせた対応に切り替えた。
同社では、「引き続き各方面からの情報収集を行い、日々変化する状況を正確に把握しながら、これら取り組みの内容および実施期間についても検討を重ね、柔軟に対応していくとともに、関係機関とも連携し、必要な取り組みを速やかに実施していく」とコメントしている。