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服薬アドヒアランスの分析ツールを新発売 まず糖尿病薬から JMIRI

公開日時 2013/10/15 03:51

調剤レセプトベースで実際の処方状況を把握・分析する医療情報総合研究所(JMIRI、通称「ジェイミリ」)は10月11日、患者の服薬状況を定量的に確認できる分析ツール「JMIRIウェブ処方インサイトAdherence」の発売を始めたと発表した。同一患者を最大104週間追跡して算出する「処方継続率」と「年間処方日数」から、患者の服薬状況を確認する。毎月15営業日に、前月分のデータをアップデートする。まず糖尿病治療薬からデータ提供を開始し、骨粗鬆症、血栓症、高血圧症などの各領域にデータ提供範囲を広げる。

薬の飲み忘れや決められた通りに服薬しない服薬アドヒアランス不良の患者では、病態の悪化や医療費の圧迫といった医療的・社会的問題の要因になる。製薬企業にとっても、自社製品の風評リスクの増大や売上減少につながる。同社は、「服薬アドヒアランスの状況や原因がわかることで、製剤開発や飲み忘れ防止プログラムの展開といった対策をとることも可能になる」としている。

今回発売した糖尿病治療薬のアドヒアランスデータは、経口薬45製品、注射薬37製品の計82製品を分析対象にしている。アドヒアランスの確認は2009年1月以降から可能で、成分別、クラス別などでの分析もできる。同社によると、例えば2009年1月に何らかの経口血糖降下薬を服薬している患者の52週後の処方継続率は約80%という。

同社では、複数の調剤薬局企業から得ている年間約1000万枚の処方データ(=調剤レセプト)を処方情報データベースとして整備している。薬剤の処方動向などの情報提供サービスを行っている。

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