保団連 「うがい薬の保険外し」は撤回を
公開日時 2014/01/14 03:51
全国保険医団体連合会(保団連)はこのほど、年末に閣議決定された政府予算案で「うがい薬のみの処方」は保険適用から除外するとしたことに対し、撤回を求める田辺隆歯科部長名の要請書を発表した。
歯科では「抜歯・切開後や歯周病の処置・手術後などで創面あるいは抜歯創の保護、感染対策、治癒促進などの目的で医学的観点に基づき、医療の一環から、うがい薬のみを処方することはある」という。その上で「特定の薬剤の特定の処方方法について制限を加えることは、裁量権の侵害と言わざるを得ない。保険診療で一連の治療行為の中で処方されている薬剤は保険診療で認めるべきで、経済優先で保険給付範囲を縮小させる予算案には反対」だと主張している。
要請先は安倍晋三首相、麻生太郎財務相、田村憲久厚生労働相、森田朗中医協会長。