鳥居薬品 メディカルコンプライアンス部新設 臨床研究、研究成果の利用の審査・管理強化
公開日時 2014/07/22 03:52
鳥居薬品は7月18日、「メディカルコンプライアンス部」を新設し、臨床研究の実施、研究資金の提供、研究成果の利用などについて審査・管理機能の強化を図ると発表した。信頼性保証グループ内にあったメディカルコンプライアンスチームを部に昇格する形で、8月1日から実施する。
臨床研究を巡る不祥事を受け日本製薬工業協会が4月、自社品に関係する臨床研究については原則として契約に基づき資金を提供するといった方針を示し、同社も社内基準を整備。同部は委託する臨床研究や資金の提供、研究成果の発表や販促資材への利用などについて社内基準に基づき適正性などの審査、管理を強化する。担当組織の部昇格にあたり、現在の10人弱の担当者を増員する予定。同部長には、現在メディカルコンプライアンスチームが置かれている安全管理部の副部長の及川寿浩氏を充てる。