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中外製薬 NMOSD啓発目指しショートフィルム7月中旬に公開 主演は堀田真由さん

公開日時 2021/07/06 04:50
中外製薬は7月5日、視神経脊髄炎スペクトラム障害(NMOSD)の啓発を目的としたショートフィルムを制作したと発表した。同社は2020年8月、エンスプリング皮下注(サトラリズマブ(遺伝⼦組換え))を発売しており、より多くの人に病気を理解してもらうことで、患者の暮らしやすさにつなげようと企画した。主演を務めた俳優の堀田真由さんは、「この病気は症状をわかってもらえないことが辛いと聞いた。この映像を通して病気を知る機会にいいと思った」とコメントを寄せた。映像は、7月中旬にも中外製薬 YouTubeチャンネルで公開される。

ショートフィルム「あの子を連れて旅に出たら、わからないことをわかりたくなった話」は、NMOSDを発症した母・郁子(役:須藤理彩さん)と堀田さん演じる大学生の美月の物語。ある日、彼氏の陽一(役:松岡広大さん)と一緒に、母を外に連れ出す計画を立てていたところ、配達員から贈り物を受け取ったことをきっかけに、母娘の関係性が変わっていくというストーリーだ。テーマは家族愛で、心臓病の後遺症で車いす生活の母とダウン症の弟をもつ作家の岸田奈美さんが原作を担当した。監督は、俳優の横浜流星さんが主演を務めた「いなくなれ、群青」などでメガホンをとった柳明奈さんが務めた。

オンラインで公開されたトークショーで、原作を担当した岸田さんは、「病気の方の抱える辛さや矛盾が映像で伝わるといいと思っているが、映像で表現されたことだけが正解ではない。同じ病名でもやってほしいことや思いは人によって違うと思う。皆さんの目の前にいる人と向き合うきっかけになるといい」と話した。柳監督は、「愛とユーモアにあふれた温かい作品に仕上がった。映像を通じて身の回りの人や家族との向き合い方を考えてほしい」と呼び掛けた。

NMOSDは、視神経と脊髄の炎症性病変を特徴とする中枢神経系の自己免疫疾患で、国の指定難病の一つ。国内の患者数は約4300人、約9割を女性が占めるとされ、永続的な神経障害により、生涯にわたり著しい生活の質の低下が生じる。患者の多くは症状を繰り返す再発経過をたどり、神経の損傷や障害が蓄積され、視覚障害や運動機能障害、疼痛などが現れるほか、症状の発生が致死的な結果となる場合もある。2020年8月には、治療薬として、ヒト化抗IL-6レセプターリサイクリング抗体・エンスプリング皮下注が発売されたことから、医療現場で疾患に対する認知が進み、患者の早期発見に繋がることが期待されていた。



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