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厚労省 新有効成分6製品、適応追加等14製品を承認 経口HIF-2α阻害剤・ウェリレグ錠など

公開日時 2025/06/25 04:49
厚生労働省は6月24日、新有効成分含有医薬品6製品、及び適応追加等14製品を承認した。新有効成分には、MSDの腎細胞がんおよびフォン・ヒッペル・リンドウ(VHL)病関連腫瘍を効能・効果とする経口HIF-2α阻害剤・ウェリレグ錠(一般名:ベルズチファン)や、ブリストル・マイヤーズスクイブの骨髄線維症に対するJAK2阻害剤・インレビックカプセル(フェドラチニブ塩酸塩水和物)、ファイザーの中等症から重症の潰瘍性大腸炎に対するS1P受容体調節薬・ベルスピティ錠(一般名:エトラシモド L-アルギニン)などがある。

◎初の経鼻投与型抗けいれん薬・スピジアも承認

適応追加等の承認品目には、オプジーボ(ヤーボイ併用療法)の肝細胞がん1次治療の効能追加や、アルナイラム・ジャパンのRNAi治療薬・アムヴトラ皮下注にトランスサイレチン型心アミロイドーシス(ATTR-CM)の効能追加、アキュリスファーマのてんかん発作に対する抗けいれん薬・スピジア点鼻液(ジアゼパム)がある。

このうちスピジアの有効成分のジアゼパムは、注射剤などの剤形でてんかん発作時の治療薬として日本の医療現場で約60年使用され、坐剤は医療機関外においても患者や介護者などにより使用されてきた。今回、新投与経路医薬品として国内初の経鼻投与型抗けいれん薬として承認され、成人では初の医療機関外で投与可能なレスキュー薬となる。

〈新有効成分含有医薬品〉
承認された製品は次の通り(カッコ内は一般名、製造販売元)、投与経路順及び薬効分類順。

ベルスピティ錠2mg(エトラシモド L-アルギニン、ファイザー):「中等症から重症の潰瘍性大腸炎の治療(既存治療で効果不十分な場合に限る)」を効能・効果とする新有効成分含有医薬品。再審査期間は8年。薬効分類239。

経口スフィンゴシン 1-リン酸(S1P)受容体調節薬。リンパ球上のS1P受容体に作用することで、末梢リンパ組織内にリンパ球が保持され、循環血中のリンパ球数が減少することにより、自己免疫疾患である潰瘍性大腸炎(UC)に対し治療効果を示すことが期待されている。ベルスピティは、S1P受容体サブタイプ1、4、5に対して選択的に活性を示すよう設計されている。

用法・用量は「通常、成人には2mgを1日1回経口投与する」。国内では、経口S1P受容体調節薬として、ブリストル・マイヤーズスクイブのゼポジアが24年12月に同じ「中等症から重症の潰瘍性大腸炎の治療(既存治療で効果不十分な場合に限る)」の効能・効果で承認されている。

ウェリレグ錠40mg(ベルズチファン、MSD):「①がん化学療法後に増悪した根治切除不能又は転移性の腎細胞がん、②フォン・ヒッペル・リンドウ病関連腫瘍」を効能・効果とする新有効成分含有医薬品。①の再審査期間は8年。②は希少疾病用医薬品で再審査期間は10年。薬効分類429。

ファーストインクラスの経口低酸素誘導因子2アルファ(HIF-2α)阻害剤。がん細胞においてフォン・ヒッペル・リンドウ(VHL)蛋白質の機能が喪失している状態において、ベルズチファンは、HIF-2αとHIF-1βのヘテロ二量体形成を選択的に阻害する。その結果、血管新生・増殖および腫瘍代謝に関連する低酸素下で誘導される遺伝子の転写を阻害することで抗腫瘍効果を示す。

VHL病は、VHL遺伝子変異によって腫瘍が引き起こされる難治性の希少疾患で、国内推定患者数は600~1000人。

腎細胞がん(RCC)は腎臓がんの約9割を占める。19年には約2万1000人が新たに腎臓がん(腎盂がん除く)と診断された。RCCでの承認申請は、PD-1またはPD-L1阻害剤とVEGFR-TKIを逐次または同時に用いた治療後に進行した患者を対象とした第3相LITESPARK-005試験に基づく。主要評価項目の無増悪生存期間(PFS)で、対照薬のmTOR阻害剤・アフィニトールに統計学的有意差を示した。なお、国内では、RCCの1次治療として、キイトルーダやオプジーボ、バベンチオの併用療法などが承認されている。ウェリレグは2次治療以降での使用が想定されている。

用法・用量は、2つの適応共通で「通常、成人には、1日1回120mgを経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する」。

インレビックカプセル100mg(フェドラチニブ塩酸塩水和物、ブリストル・マイヤーズ スクイブ):「骨髄線維症」を効能・効果とする新有効成分含有医薬品。希少疾病用医薬品。再審査期間は10年。薬効分類429。

JAK2阻害剤。骨髄線維症(MF)は、造血幹細胞の異常な産生亢進による骨髄の線維化等が認められる骨髄増殖性腫瘍。国内患者数は約2000人と推定されている。用法・用量は、「通常、成人には1回400mgを1日1回経口投与する。なお、患者の状態により適宜減量する」。

国内で承認されているMF治療薬には、ノバルティスファーマのJAK1/2阻害剤・ジャカビ錠や、グラクソ・スミスクラインのJAK1/2及びACVR1阻害剤・オムジャラ錠がある。

エアウィン皮下注用45mg、同60mg(ソタテルセプト(遺伝子組換え)、MSD):「肺動脈性肺高血圧症」を効能・効果とする新有効成分含有医薬品。希少疾病用医薬品。再審査期間は10年。薬効分類219。

肺動脈性肺高血圧症(PAH)の根本原因を標的とするアクチビンシグナル伝達阻害薬。PAHの本態である肺血管リモデリングを標的とし、主にアクチビンAと結合し細胞増殖を促進するアクチビンシグナル伝達を阻害することで、シグナル伝達のバランスを改善し、肺血管平滑筋細胞の増殖を抑制し血行動態を改善する。

承認申請は、標準的なバックグラウンド療法を受けているPAHの成人患者(WHO機能分類クラスIIおよびIII)を対象とした第3相STELLAR試験等の結果に基づく。

用法・用量は「通常、成人には初回に0.3mg/kgを投与し、2回目以降は0.7mg/kgに増量し、3週間ごとに皮下投与する」。

ポムビリティ点滴静注用105mg(シパグルコシダーゼ アルファ(遺伝子組換え)、アミカス・セラピューティクス):「遅発型ポンペ病に対するミグルスタットとの併用療法」を効能・効果とする新有効成分含有医薬品。希少疾病用医薬品。再審査期間は10年。薬効分類3959
オプフォルダカプセル65mg(ミグルスタット、アミカス・セラピューティクス):「遅発型ポンペ病に対するシパグルコシダーゼ アルファ(遺伝子組換え)との併用療法」を効能・効果とする新効能・新用量・剤形追加に係る医薬品。希少疾病用医薬品。再審査期間は10年。薬効分類3959

遅発型ポンペ病に対し、細胞への酵素の取り込みを向上させた酵素補充療法薬・ポムビリティと酵素安定化剤・オプフォルダを併用する。

ポンぺ病(糖原病II型)は、リソソーム中のグリコーゲン分解酵素である酸性α-グルコシダーゼ(GAA)の遺伝子変異によって生じる常染色体劣性遺伝性疾患。病型は、臨床所見や発症年齢により乳児型、遅発型(小児型、成人型)に分類される。遅発型では近位筋筋力低下、呼吸筋筋力低下、高CK血症、翼状肩甲などが認められる。

タービー皮下注3mg、同皮下注40mg(トアルクエタマブ(遺伝子組換え)、ヤンセンファーマ):「再発又は難治性の多発性骨髄腫(標準的な治療が困難な場合に限る)」を効能・効果とする新有効成分含有医薬品。希少疾病用医薬品。再審査期間は10年。薬効分類429。

ファーストインクラスのGタンパク質共役型受容体ファミリーCグループ5メンバーD(GPRC5D)/CD3を標的とする二重特異性抗体。初回の導入期後は、週1回もしくは隔週に1回の皮下投与で用いる。

国内で再発/難治性の多発性骨髄腫(MM)に対して承認されている二重特異性抗体には、ファイザーのエルレフィオ皮下注と、ヤンセンファーマのテクベイリ皮下注があり、これらはB細胞成熟抗原(BCMA)とCD3を標的としている。

また、国内で承認されている再発/難治性MMに対するCAR-T細胞療法(アベクマ、カービクティ)もBCMAを標的としている。タービーは、CD3とともに、BCMAとは異なる新規のGPRC5Dを標的とする。

承認申請は、第1/2相MonumenTAL-1試験等の結果に基づいており、第2相では、プロテアソーム阻害剤、免疫調節薬、抗CD38抗体製剤を含む3つ以上の治療歴を有する患者が対象となった。

〈適応追加等〉

▽①リアルダ錠600mg、②同1200mg(メサラジン、持田製薬):「潰瘍性大腸炎(重症を除く)」を効能・効果とする①新用量、剤形追加に係る医薬品、②新用量医薬品。再審査期間は4年。薬効分類239。

5-アミノサリチル酸製剤(5-ASA製剤)。小児用量が追加された。具体的には「通常、体重23kg超の小児には1日1回40mg/kgを食後経口投与するが、2400mgを上限とする。活動期は、通常、体重23kg超の小児には1日1回80mg/kgを食後経口投与するが、4800mgを上限とし、患者の状態により適宜減量する」となる。

リンヴォック錠15mg、同錠7.5mg(ウパダシチニブ水和物、アッヴィ):「既存治療で効果不十分な巨細胞性動脈炎」を効能・効果とする新効能・新用量医薬品。再審査期間は4年。薬効分類3999。

JAK阻害剤。巨細胞性動脈炎(GCA)は自己免疫疾患であり、側頭動脈などの頭部の動脈、大動脈およびその他の大型・中型の動脈に肉芽腫性炎症を引き起こす指定難病。リンヴォックにとって8つ目の適応となる。

GCAに対する用法・用量は、乾癬性関節炎などと同様で「通常、成人には15mgを1日1回経口投与する」。

▽①アネレム静注用20mg、②同静注用50mg(レミマゾラムベシル酸塩、ムンディファーマ):「消化器内視鏡診療時の鎮静」を効能・効果とする①新効能・新用量・剤形追加に係る医薬品、②新効能・新用量・その他の医薬品。再審査期間は4年。薬効分類1119。

短時間作用型のベンゾジアゼピン系麻酔・鎮静薬。アネレムの50mg製剤は20年1月に「全身麻酔の導入及び維持」の効能・効果で承認された。その後、23年9月に、50mg製剤に「消化器内視鏡診療時の鎮静」の新効能を追加すること、さらに追加剤形の20mg製剤について、「全身麻酔の導入及び維持」及び「消化器内視鏡診療時の鎮静」の効能・効果で承認申請された。

新効能の用法・用量は「通常、成人には、3mgを、15秒以上かけて静脈内投与する。効果が不十分な場合は、少なくとも2分以上の間隔を空けて、1mgずつ15秒以上かけて静脈内投与する。なお、患者の年齢、体重等を考慮し、適切な鎮静深度が得られるよう、投与量を適宜減量する」。

ゼオマイン筋注用50単位、同筋注用100単位、同筋注用200単位(インコボツリヌストキシンA、帝人ファーマ):「慢性流涎」を効能・効果とする新投与経路医薬品。再審査期間は6年。薬効分類129。

A型ボツリヌス毒素製剤。末梢のコリン作動性神経終末に作用し、神経伝達物質であるアセチルコリンの放出を阻害することにより、随意筋の筋力を弱め、筋緊張状態を緩和する作用を示す。唾液分泌抑制作用により、慢性的に唾液が口腔外に流れ出る症状の改善が期待されている。

慢性流涎に対する用法・用量は「通常、成人には合計100単位を分割して両側の耳下腺(片側につき30単位)及び顎下腺(片側につき20単位)に注射するが、患者の状態により適宜減量する。また、再投与は前回の効果が減弱した場合に可能であるが、投与間隔は16週以上とすること。なお、患者の状態により投与間隔は14週まで短縮できる」。

これまでは上肢痙縮、下肢痙縮を効能・効果に筋肉内注射で用いられている。

アムヴトラ皮下注25mgシリンジ(ブトリシランナトリウム、アルナイラム・ジャパン):「トランスサイレチン型心アミロイドーシス(野生型及び変異型)」を効能・効果とする新効能医薬品。希少疾病用医薬品。再審査期間は10年。薬効分類219。

RNAi治療薬。トランスサイレチン型心アミロイドーシス(ATTR-CM)は、血漿中に四量体として存在するトランスサイレチン(TTR)の不安定化により解離した単量体が、ミスフォールディング及び凝集することにより形成されたアミロイド線維が心筋に沈着することで発症する疾患。国内では、ATTR-CM治療薬として、経口投与のトランスサイレチン(TTR)安定化薬であるファイザーのビンダケル/ビンマックと、アレクシオンファーマのビヨントラが承認されている。

日本でアムヴトラは22年9月に、トランスサイレチン型家族性アミロイドポリニューロパチー(TTR-FAP)の適応で承認されている。新効能に対する用法・用量は同じ(通常、成人には25mgを3カ月に1回皮下投与する)。

▽①トレムフィア点滴静注200mg、②同皮下注100mgシリンジ、③同皮下注200mgシリンジ、④同皮下注200mgペン(グセルクマブ(遺伝子組換え)、ヤンセンファーマ):「中等症から重症の活動期クローン病の治療(既存治療で効果不十分な場合に限る)」を効能・効果とする①新効能医薬品、②③④新効能・新用量医薬品。再審査期間は残余(令和13年3月26日まで)。薬効分類239。

抗IL-23p19抗体。クローン病(CD)に対する点滴静注の用法・用量はUCと同様。皮下注の用法・用量は、UCとは異なり、「通常、成人には、1回400mgを初回、4週後、8週後に皮下投与する。グセルクマブ製剤(点滴静注又は皮下注)の投与開始16週後から、1回100mgを8週間隔で皮下投与する。なお、患者の状態に応じて、グセルクマブ製剤の投与開始12週後以降に、1回200mgを4週間隔で皮下投与することもできる」。

国内では、トレムフィアと同様の抗IL-23p19抗体のアッヴィのスキリージが22年9月に、日本イーライリリー/持田製薬のオンボーが25年3月にCDの承認を取得している。

オプジーボ点滴静注20mg、同点滴静注100mg、同点滴静注120mg、同点滴静注240mg(ニボルマブ(遺伝子組換え)、小野薬品):「切除不能な肝細胞がん」を効能・効果とする新効能・新用量医薬品。再審査期間はなし。薬効分類429。
ヤーボイ点滴静注液20mg、同点滴静注液50mg(イピリムマブ(遺伝子組換え)、ブリストル・マイヤーズ スクイブ):「切除不能な肝細胞がん」を効能・効果とする新効能・新用量医薬品。再審査期間はなし。薬効分類429。

抗PD-1抗体と抗CTLA-4抗体。承認申請は、全身療法による治療歴のない肝細胞がん(HCC)患者(1次治療)を対象に、オプジーボとヤーボイの併用療法を治験担当医師が選択したレンバチニブまたはソラフェニブの単剤療法と比較評価した国際共同第3相CheckMate-9DW試験に基づく。主要評価項目の全生存期間(OS)で統計学的有意差を示した。

国内でHCCの1次治療で承認されているがん免疫療法薬には、中外製薬の抗PD-L1抗体テセントリク(抗VEGF抗体ベバシズマブと併用)や、アストラゼネカの抗PD-L1抗体イミフィンジ(抗CTLA-4抗体イジュドと併用又は単独投与)がある。

エルレフィオ皮下注44mg、同皮下注76mg(エルラナタマブ(遺伝子組換え)、ファイザー):「再発又は難治性の多発性骨髄腫(標準的な治療が困難な場合に限る)」を効能・効果とする新用量医薬品。希少疾病用医薬品。再審査期間は残余期間(令和16年3月25日まで)。薬効分類429。

抗BCMA/CD3二重特異性抗体。投与間隔に関する変更となる。具体的には、現在の用法・用量に「2週間間隔で24週間以上投与した場合は、投与間隔を4週間間隔とすることができる」が追加される。

▽①ネスプ注射液5μgプラシリンジ、同注射液10μgプラシリンジ、同注射液15μgプラシリンジ、同注射液20μgプラシリンジ、同注射液30μgプラシリンジ、同注射液40μgプラシリンジ、同注射液60μgプラシリンジ、同注射液120μgプラシリンジ、同注射液180μgプラシリンジ、②ダルベポエチン アルファ注5μgシリンジ「KKF」、同注10μgシリンジ「KKF」、同注15μgシリンジ「KKF」、同注20μgシリンジ「KKF」、同注30μgシリンジ「KKF」、同注40μgシリンジ「KKF」、同注60μgシリンジ「KKF」、同注120μgシリンジ「KKF」、同注180μgシリンジ「KKF」(ダルベポエチン アルファ(遺伝子組換え)、①協和キリン②協和キリンフロンティア):「ベルズチファン投与に伴う貧血」を効能・効果とする新効能・新用量医薬品。再審査期間はなし。薬効分類429。

赤血球造血刺激因子(ESA)製剤。新効能での用法・用量は「通常、成人には1回360μgを3週間以上の間隔をあけて皮下投与する。なお、患者の状態により適宜減量する」。海外では、25年2月時点において、ベルズチファン投与に伴う貧血に係る効能・効果で承認されている国又は地域はない。

ハイキュービア10%皮下注セット5g/50mL、同10g/100mL、同20g/200mL(pH4処理酸性人免疫グロブリン(皮下注)/ボルヒアルロニダーゼアルファ(遺伝子組換え)、武田薬品):「慢性炎症性脱髄性多発根神経炎及び多巣性運動ニューロパチーの運動機能低下の進行抑制(筋力低下の改善が認められた場合)」を効能・効果とする新効能・新用量医薬品。再審査期間は残余(令和13年9月24日まで)。薬効分類634。

皮下注用人免疫グロブリン製剤・rHuPH20組み合わせ製剤。ボルヒアルロニダーゼを皮下投与した後、約10分以内に同じ部位へ人免疫グロブリンGを皮下投与する。これにより、人免疫グロブリンGの拡散と吸収が促進され、大量投与が可能になる。投与頻度は3週間に1回又は4週間に1回となり、患者の負担軽減が期待される。

新効能の慢性炎症性脱髄性多発根神経炎(CIDP)は、末梢神経系に影響を及ぼす希少で後天的な免疫介在性の神経筋疾患。多巣性運動ニューロパチー(MMN)も、CIDPと同じく末梢神経に障害が生じる神経炎。

スピジア点鼻液5mg、同7.5mg、同10mg(ジアゼパム、アキュリスファーマ):「てんかん重積状態」を効能・効果とする新投与経路医薬品。希少疾病用医薬品。再審査期間は10年。薬効分類113。

ベンゾジアゼピン系薬剤。注射剤などの剤形でてんかん発作時の治療薬として日本の医療現場で約60年使用され、坐剤は医療機関外においても患者や介護者などにより使用されてきた。今回、国内初の経鼻投与型抗けいれん薬となり、また成人では初の医療機関外で投与可能なレスキュー薬となる。

用法・用量は「通常、成人及び2歳以上の小児には、患者の年齢及び体重を考慮し、5~20mgを1回鼻腔内に投与する。効果不十分な場合には4時間以上あけて2回目の投与ができる。ただし、6歳未満の小児の1回了は15mgを超えないこと」。
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