厚労省 「使用上の注意の改訂」指示
公開日時 2003/06/06 09:49
厚生労働省は6月4日付で、パーキンソン症候群治療剤「塩酸アマンタジン」
(一般名、以下同)など6成分について、使用上の注意の改訂を速やかに行う
よう、日本製薬団体連合会を通じ各企業に指示した。同剤は、「重大な副作用」
に、「皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死症」を追記する。
対象はこのほか、人工腎臓用粉末型透析用剤「塩化ナトリウム・塩化カリウム・
塩化マグネシウム・塩化カルシウム・炭酸水素ナトリウム」、気管支ぜんそく
治療剤「ザフィルルカスト」、血糖降下剤「ナテグリニド」、抗リウマチ剤
「サラゾスルファピリジン」、抗血小板剤「シロスタゾール」。
また、同時に気管支拡張剤「臭化イプラトロピウム」、解熱鎮痛消炎剤「イン
ドメタシン」、抗不安剤「酒石酸ゾルピデム」、消化性かいよう用剤「塩酸ロ
キサチジンアセタート」、高脂血症用剤「アトルバスタチンカルシウム水和物」
、筋緊張・循環改善剤「塩酸エペリゾン」、抗精神用剤「フマル酸クエチアピ
ン」、経口糖尿病剤「塩酸メトホルミン」、カルバペネム系抗生物質製剤「ビ
アペネム」、解毒剤「レボホリナートカルシウム」についても、できるだけ早
い時期に使用上の注意の改訂を行うよう求めた。