アラガン
公開日時 2001/05/21 23:00
5月22日、David E.I.Pyott米アラガン社CEOの来日会見を開催。Pyott氏は、同社の2000年度売上高15億6300万ドルの構成比が医薬品63%、コンタクトレンズケア21%、医療用具16%となっており、5年後には医薬品の構成比が80%になるとの見通しを述べた。また、3月に米国で承認を取得した緑内障治療剤(プロスタグランジンF2α誘導体)ルミガン(一般名:ビマプロスト)について、ファルマシア社のキサラタンと競合するが、自社の緑内障治療剤(α2アゴニスト)アルファガン(一般名:ブリモニジン)と合わせてトップシェアを目指す考えを示した。国内では、すでに眼瞼痙攣と片側顔面痙攣で承認を取得しているボトックス(一般名:A型ボツリヌス毒素)が、近く痙性斜頸の適応を取得するほか、2003年には同剤の美容整形(しわ取り)での承認取得を予定している。明戸正毅・アラガン(株)社長は、ボトックスの売上拡大と、2005年の承認取得を見込むルミガンの国内発売に合わせ、現在100人程度のMR数を300人程度まで増員する意向を明らかにした。