医薬ライセンシング協会
公開日時 2001/05/22 23:00
5月23日、第124会月例会で「ケモカイン受容体と創薬ターゲット」をテーマに今井俊夫・(株)カン研究所主幹研究員が講演。ケモカインは炎症・免疫反応に関与するサイトカインで、その受容体は7回膜貫通型G蛋白質共役型受容体(GPCR)であり、創薬ターゲット分子として期待されていると説明。ケモカイン受容体阻害剤による治療薬の可能性として、急性炎症(再灌流障害、脳梗塞、急性腎炎)、慢性炎症(慢性腎炎、動脈硬化)、アレルギー疾患、HIV感染などが考えられているとした。