グラクソ・スミスクライン
公開日時 2001/07/17 23:00
7月17日、トリプタン系片頭痛治療剤イミグラン錠(一般名:スマトリプタン)の承認取得(6月20日)に伴う第17回メディカルセミナー。間中信也・間中病院院長は、日本では片頭痛患者840万人のうち定期的受診者は約3%にすぎず、約60%は市販の鎮痛薬で対処している現状を示し、鎮痛薬は初期治療に効果を発揮するが飲みすぎると薬剤誘発性頭痛を招くなどの問題点もあると指摘、急性期治療にはトリプタン製剤を勧めるとした。トリプタン製剤は5-HT1B/1D受容体選択的作動薬で、第1号のスマトリプタンは91年に世界初上市、現在115ヵ国で承認済み。特徴は(1)血中半減期が約2時間(2)切れ味がよい(3)中枢作用がない(4)注射剤(国内は2000年4月発売)・錠剤・点鼻剤(申請中)がある――など。