日研化学
公開日時 2002/05/23 23:00
24日、2002年3月期決算(連結)を発表。 売上高 548億4800万円(4.4%減) 営業利益 12億7400万円(46.6%減) 経常利益 17億2800万円(8.5%増) 純利益 2億6400万円(前期純利益▲28億2100万円) 主力品の抗喘息薬テオドールが競合品の影響を受けて減収(4.1%減の193億円)、期初から外用剤マイザーと抗喘息薬ロメットの2剤が三菱ウェルファーマ単独販売へ移行したことなどで2期連続の減収となった。今年4月から抗リウマチ剤モーバー(20億円)とα1遮断剤バソメット(10億円)も、三菱ウェルファーマ単独販売へ移行。一方、今年後半から同社のアレルギー性疾患治療剤アレギサール(38億円)と閉塞性気道疾患用剤ベラチン(7億円)の受託販売を開始する。低迷する化成品事業については、今期中に連結子会社の日研化成に営業譲渡し、日研化成が三井物産の完全子会社になることで分離を完了する予定。 今期連結業績は、テオドールや輸液剤の新製品拡大に注力し、売上高552億円(0.6%増)、営業利益18億円(41.3%増)、経常利益17億円(1.6%減)、純利益5億5000万円(108.3%増)を目指す。