万有製薬
公開日時 2002/06/16 23:00
14日、高脂血症治療剤リポバス10mg、同20mg錠が薬価基準に収載。21日に発売する。 従来は5mg錠を1日1回投与、重症の場合は10mgまで増量が可能だったが、昨年12月、LDL-コレステロール(LDL-C)値の低下が不十分な場合は20mgまでの増量・新剤形追加が承認されたことによるもの。より強力に総コレステロール(TC)とLDL-Cを低下させることが可能になり、かつ安全性は従来の5mg錠と変わらない。 通常投与量1日1回5mgによるTC、LDL-Cの低下率およびHDL-コレステロール(HDL-C)の上昇率はそれぞれ21%、29%、9%。これに対し、通常投与量または他の高脂血症治療剤でLDL-Cが十分低下しなかった国内患者を対象に、リポバス1日10mg、20mg投与に切り替える臨床試験を実施した結果、10mgではTCがさらに7%、LDL-Cがさらに11%低下し、HDL-Cがさらに5%上昇。20mgでもTCが13%、LDL-Cが19%さらに低下し、HDL-Cがさらに7%上昇した。