日本ワイスレダリー
公開日時 2002/06/20 23:00
20日、欧州リウマチ学会(6月12~15日、ストックホルム)で、米ワイス社/イミュネックス社の関節リウマチ治療剤エタネルセプト(海外製品名:エンブレル、日本はフェーズ2実施中)の欧米における長期臨床試験結果が報告されたと発表。 北米1442人を対象にした試験では、4年以上投与されている患者の21%が、HAQスコア(患者自身による身体機能の評価。スコア0は「何の不便もない」)が0になった。欧州549人を対象にした試験では、3年以上投与されている患者の78%が、ACR(米国リウマチ学会による症状改善基準。治療効果判定法のスタンダード)スコアで20%の改善を示した。また、早期関節リウマチ患者を対象にした、エタネルセプトの長期投与患者の医療機関利用頻度や労働日数に関する調査RAPOROでは、約3年間の長期投与患者と1年未満の短期投与患者を比較した結果、長期投与患者のほうが通院や入院、手術などの医療機関への受診頻度が低減したことが示された。