ロシュ・ダイアグノスティクス
公開日時 2002/07/01 23:00
平手晴彦社長が2日記者会見し、事業概要と経営方針を説明。02年の売上高を前年比25%増の320億円に設定し、診断薬業界トップを狙う考えを強調した。同社は00年の売上高196億円を5年間(06年)で3倍増させる中期計画を推進中で、今後は遺伝子関連技術と患者向けを2本柱とし、日本市場でシェア15%をめざす。 ロシュ・ダイアグノスティクスは、日本ロシュと中外製薬の合併(今年10月1日)により、日本で唯一ロシュブランドを全面的に担うことになった。02年は遺伝子関連で120億円、糖尿病分野で90億円程度の売上を見込み、中計達成への弾みをつける。06年には約4000億円と予想する診断薬市場の15%シェア、600億円の売上高をにらむが、将来的には25%までの拡大を視野に入れている。アライアンスについては「M&Aなどのオプションも排除しない」と述べた。