塩野義製薬/グラクソ・スミスクライン
公開日時 2002/07/10 23:00
10日発表。米シオノギ-グラクソ・スミスクラインファーマシューティカルズLLCが、バルセロナで開催中の第14回国際エイズ会議で、新規抗HIV薬S-1360のヒトでの初の臨床試験結果を公表した。S-1360は、ウイルスが増殖するために必要な3酵素のうち、既存のHIV治療薬が作用しない唯一の酵素であるインテグレースをターゲットとする。 HIV陰性健常人24人を対象にS-1360 500mg、1000mg、2000mgを1日2回、またはプラセボを投与した無作為化二重盲検比較試験の結果、重大な副作用の報告はなく、S-1360投与群とプラセボ投与群で、ほぼ同程度の軽度から中等度の副作用が認められたという。もっとも多いものは頭痛。